執筆:ハロミラボ編集チーム
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「いつ・どんな人が・どのくらい」来館・来場したのかを知ることは、サービス向上やイベント企画立案のための重要な指標です。
にもかかわらず、「来館・来場者数をスタッフが手動でカウントしている」「チケットへのスタンプ押印数や、回収したチケットの半券枚数を手で数えている」といった施設も多いようです。
ここでは、来館・来場者データの分析どころか、データの収集すらできていないという施設担当者のために、簡単に、かつ安価でデータを収集できる方法をご紹介します。
顔認証技術を活用して利用者の傾向を分析する方法なども注目されていますが、予算をそれほどかけられない小中規模施設が手軽に導入できるのは、やはりWebチケットシステムを導入することです。
Webチケットシステムなら、どんなお客様がチケットを購入しているのかデータ収集をすることが可能ですし、売上の集計も簡単に行えます。
一口にWebチケットシステムといっても、サービスによって機能が大きく異なります。
販売額や売上、来場者数や顧客情報などを自動で収集できるのはもちろん、販売状況・売上を一括管理できるサービスや、独自のアンケートを作成し、回答情報をログとして蓄積できるサービス、売上実績や来館実績をまとめて確認できるダッシュボード機能を備えたサービスなどさまざまです。
「Webチケット」というと、「高い」「大規模な園や人気の施設向け」と思うかもしれませんが、バイトを一人雇うよりリーズナブルな価格で導入できます。
当サイトでは、小中規模のアミューズメント施設に特化したシステム「SmartHelloチケット」をおすすめしています。
初期費用0円・月額33,000円(税込)で、販売手数料などはなく、システム使用料のみであること、またバーコードリーダーだけで導入することが可能。クラウド版なので導入時のインストールが不要、かつ設定・操作も簡単なので、IT知識がなくても気軽に利用することができるというのが主な理由ですが、それだけではありません。
集客施設の、多岐にわたる運営業務を効率化してくれるというのが大きな理由です。その詳細について、導入した前後の変化を「発券管理」「着券管理」「顧客管理」「分析」の業務ごとにまとめました。
発券がアナログだと、来場者の分析をしようにも、窓口やもぎりが性別や年齢をメモっておかない限り、来場者属性の分析はできません。
正確ではない上に、忙しくなるとメモしている暇すらないということもあります。また、そのメモを手入力で集計するというダブルの手間が発生します。
これでは、施設のための正しい施策が行えません。
上記2点を可能にすれば、購入者の分析が可能になるとともに、発券業務における大幅な省人化・効率化が可能になります。
「Smart Helloチケット」では、簡単に自社でのチケット販売サイトを作ることができて、クレカ決済も可能。「性別」「郵便番号」など、取得する情報を設定することで、マーケティングに活用することも。
多言語対応やプレイガイド連携機能もあるので、プレイガイド売上の一元管理によって、売上集計作業の手間が軽減されます。
販売したチケットをもぎりが確認し、お客様を通す業務はどんな施設にも必須。小さい施設では窓口の販売と同じ人がやっていることもあるはずですが、人員が必要なことにはかわりがありません。
ここを人間に任せてしまうと、お客様の属性分析をしてイベントやマーケティングに生かしたいというときに、お客様のよく来る時間帯・年齢層・性別などのデータを人力で集計しなければいけなくなり、大きな手間が発生します。
ゲートがわりのスタンドにタブレットなどの端末をセットし、お客様が窓口や事前にWebで購入したチケットを読み込ませることで、来場者自身でのセルフ着券が可能になり、もぎりの必要性がなくなります。
「Smart Helloチケット」の場合、なんらかの理由によってシステム障害が起こっても、オフラインでも動作可能になっています。
着券をシステム化することでお客様を時間帯・月別・曜日別などで分析しやすくもなります。
この2点が、顧客管理でスタッフの手間がかかる業務ではないでしょうか。
年間パスポートは、規約の説明・手続き・顔写真の撮影など、対応コストがかさむのが難点。
そして未だアナログな台帳を活用している動物園も多いであろう団体予約。エージェントごとに売掛金を計算したり、請求日の抽出、直前での人数変更があったりと、ひとつの予約でもいくつかの手間が蓄積されていきます。
年間パスポート登録を来場者自身がタブレット端末で行えるようになっているので、対応コストの削減が実現。また電子サインや控えのメール送信によるペーパーレス運用も可能になります。
「Smart Helloチケット」では、団体予約の管理が容易。エージェント別のチケット登録にも対応しているので、請求タイミングに合わせて売掛金額を自動で集計することも可能。
発券や着券が人力だと、来場時間・来場者属性などの集計が困難になるとともに、データ化する手間もかかります。
小中規模動物園の場合、集計を行う人員の確保も難しいのではないでしょうか。結果、来場者の分析が疎かになり、リピーター確保のためのイベントや施策が後手に回ることになってしまいます。
今まで紹介した「Web販売」「発券」「着券」の機能などによって、蓄積されたデータをもとに絞り込みたい情報で帳票が作成できます。
絞り込みたい情報を選んでいくだけでできるので、専門知識は必要ありません。
上記システム以外のWebチケット販売方法は以下ページに掲載していますので、月額よりも手数料で導入を進めたいような場合は、ぜひご覧ください。
Webチケットシステムの中には、データ分析ができるもの・できないものがありますので、ご注意ください。
スマートフォン普及率やコロナ禍での施設の入場制限や突然の休館・開園時間の変更などに伴い、Webチケットに対応できていないと、お客様を逃す機会が増えてしまいます。
これを機会に、Webチケット販売の導入ご検討ください。すでに導入しているけど、データを蓄積できるものではないものを使用している場合は、乗り換えも視野に入れてみるのはいかがでしょうか。
このページでは特定のシステム導入をご紹介しましたが、他にもWebチケットを導入する方法はたくさんあります。当メディアでもご紹介していますので、ぜひご覧いただき、施設に合った方法を選択してください。
公教育、ウェルネスなど、多彩な業界でのソフトウェア開発によって、その業界で働く人々・施設の効率化を支援する株式会社システム ディが、アミューズメント施設運営課題解決方法を提示。それを、コンテンツマーケティングを展開するZenkenハロミラボ編集チームがわかりやすく解説していきます。