執筆:ハロミラボ編集チーム
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遊園地・テーマパークでは、人手不足が深刻な課題となっています。このため、地方に拠点を構える企業では、従業員への時給や手当を充実させるなど、さまざまな対策を行っています。
遊園地の運営では、入り口で受付をするだけでなく、各アトラクションでの案内や機械操作、カフェやショップでの販売、園内の清掃など、多くのスタッフが必要です。
しかも、各種求人サイトをチェックすると、仕事内容は多岐にわたっています。来場者に向けた解説が必要な仕事も多く、安易に「外国人を雇えばいい」というわけにはいかないようです。
アミューズメント施設の入場者管理は、意外にアナログのまま。
施設で直接販売するチケットだけでなく、プレイガイドやe+(イープラス)、アソビューなどでもチケットを販売している場合、それぞれの管理画面で人数を管理した上で、もぎった半券に記載されている整理番号と手作業で照合し、入場者数を確認しなくてはなりません。
中にはセブンイレブンなどで紙チケットを発券してくるお客さまもいるため、販売チャネルごとに集計し、一つひとつシステムに入力している施設も多いでしょう。
ダイレクトインとは、スマートフォンでQRコードを表示させるだけで使えるチケットのことです。
オフィシャルサイトやWebサイトでチケットを購入し、受け取り方法としてダイレクトインを指定するだけ。チケットブースに並ばなくても、認証機にスマホをかざすだけで施設に入場することが可能です。
近年さまざまな施設で導入されていますが、対応できていない施設では、当然窓口でチケットを販売するスタッフや、入口で受付・チケットの管理をするスタッフを確保しなくてはなりません。
アナログな管理しかできていない施設では、来館者データの分析ができていないため、季節需要や年齢分布、繁忙時間帯の確認などが担当者の体感頼みになってしまいます。
経験豊富な担当者であれば、その体感に大きくズレはないようですが、集客のためのイベントや企画を考える際には、やはりデータが不可欠。
自施設の強みやターゲット、課題設定を明確に行って初めて、効果的な施策実を打ち出すことが可能です。
施設の安定運営には、リピーターの確保が不可欠です。
リピーターを確保するためには、お客様が訪れるたびに感動し、「また行きたい」と思ってもらえるよう工夫をしなくてはなりません。
大規模な施設では、新しいコースターやライドといったアトラクションを新設したり、ショーのリニューアルを繰り返すことで「新鮮さ」を保っていますが、小中規模の施設では予算が限られるため、年間を通してさまざまなイベントを企画したり、年間パスポートに特典を付けるなどしてリピーターを呼び込んでいます。
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富士急ハイランドでは、2018年7月14日から入園を無料化すると共に、園内のセキュリティを強化するため、顔認証技術を活用した入退場システムを導入しています。
ゲートの通過時に一人一人の顔を約1秒で瞬時に認証することが可能。これにより、来園者だけでなく、スタッフの業務効率化も実現しています。
また、各アトラクションの待ち時間をリアルタイムで表示できる「富士急ハイランド公式アプリ」を運用。さまざまなデジタル技術を取り入れ、「未来の観光の楽しみ方」を提供しています。
東京都稲城市にある「よみうりランド」の事例です。ジュエルミネーションというイベントを開催しており、来場者のスマートフォンに見どころなどの情報を表示できるアプリのサービスを提供。ジュエルミネーションは、パンフレットでは記載しきれないような数多くのイベントが行われており、これらの情報を効果的に伝えるためにアプリを採用しています。
イルミネーションの見どころに近づくと、アプリが音と一緒に詳細な情報を一覧表示しています。暗闇のなかでパンフレットを見ることはできないので、アプリを活用することで来場者の利便性もアップにつながっているでしょう。
近年、VR施設が急速に普及していますが、施設運営でよくある課題や、その解決のために取り入れるべきDXを解説しています。具体的には、VR体験者の補助に多数のスタッフが必要なこと、体験者にしか面白さが伝わらないこと、などの課題が挙げられます。VR施設の運営をより効率的に行う方法の参考にしてください。
チケット販売や取り扱いまわりの業務をデジタル化することが大事。それにより、先ほど紹介した課題がどのように解決できるかを以下にまとめました。
具体的に、どんなBefore・Afterになるのかを、遊園地における主要業務別にご紹介します。
解説に活用したシステムは、「Smart Helloチケット」。このシステムを選択した理由は以下です。
では、実際に「Smart Helloチケット」の機能を使ったBefore・Afterを見ていきましょう。
発券がアナログだと、当然チケットを販売する人員が最低でも一人は必要です。
時給換算すると、最低賃金の場合でも月間20万4720円〜25万7280円(1日8時間×30日×一人で計算)がかかります。
また、当日窓口でのみ販売しているという施設は、集客機会を逃していると思って間違いありません。 このコロナ禍で事前にチケットを購入したというお客様も増えており、そのニーズに応えるように最近では遊園地の前売り券を販売するWebサイトも多く、“事前に買えない”だけで、来場者の選択肢から外れてしまうことも考えられるからです。
上記2点を可能にすれば、購入者の分析が可能になるとともに、発券業務における大幅な省人化・効率化が可能になります。
「Smart Helloチケット」では、簡単に自社でのチケット販売サイトを作ることができて、クレカ決済も可能。「性別」「郵便番号」など、取得する情報を設定することで、マーケティングに活用することも。
多言語対応やプレイガイド連携機能もあるので、プレイガイド売上の一元管理によって、売上集計作業の手間が軽減されます。
販売したチケットをもぎりが確認し、お客様を通す業務はどんな施設にも必須。小さい施設では窓口の販売と同じ人がやっていることもあるはずですが、人員が必要なことにはかわりがありません。
ここを人間に任せてしまうと、お客様の属性分析をしてイベントやマーケティングに生かしたいというときに、お客様のよく来る時間帯・年齢層・性別などのデータを人力で集計しなければいけなくなり、大きな手間が発生します。
ゲートがわりのスタンドにタブレットなどの端末をセットし、お客様が窓口や事前にWebで購入したチケットを読み込ませることで、来場者自身でのセルフ着券が可能になり、もぎりの必要性がなくなります。
「Smart Helloチケット」の場合、なんらかの理由によってシステム障害が起こっても、オフラインでも動作可能になっています。
着券をシステム化することでお客様を時間帯・月別・曜日別などで分析しやすくもなります。
この2点が、顧客管理でスタッフの手間がかかる業務ではないでしょうか。
年間パスポートは、規約の説明・手続き・顔写真の撮影など、対応コストがかさむのが難点。
そして未だアナログな台帳を活用している遊園地も多いであろう団体予約。エージェントごとに売掛金を計算したり、請求日の抽出、直前での人数変更があったりと、ひとつの予約でもいくつかの手間が蓄積されていきます。
年間パスポート登録を来場者自身がタブレット端末で行えるようになっているので、対応コストの削減が実現。また電子サインや控えのメール送信によるペーパーレス運用も可能になります。
「Smart Helloチケット」では、団体予約の管理が容易。エージェント別のチケット登録にも対応しているので、請求タイミングに合わせて売掛金額を自動で集計することも可能。
発券や着券が人力だと、来場時間・来場者属性などの集計が困難になるとともに、データ化する手間もかかります。
小中規模遊園地の場合、集計を行う人員の確保も難しいのではないでしょうか。結果、来場者の分析が疎かになり、リピーター確保のためのイベントや施策が後手に回ることになってしまいます。
今まで紹介した「Web販売」「発券」「着券」の機能などによって、蓄積されたデータをもとに絞り込みたい情報で帳票が作成できます。
絞り込みたい情報を選んでいくだけでできるので、専門知識は必要ありません。
小中規模の集客施設運営をトータルサポートするためだけに作られた「Smart Helloチケット」。
Webチケット、団体予約、POS販売管理が簡単な操作で可能になります。
Point01
施設独自のWebチケット販売サイトが簡単に作成可能。
セルフ発券・着券機能で、窓口やもぎり業務の削減や無人化が実現できます。
Point02
クラウド版のため、拡張性が高く、業界ニーズに合わせたその時々の拡張機能が使用できます。
チケットの発券やPOS機能、着券機能はオフラインでも動作可能なので、システム障害の際も安心。
Point03
初期費用はどんな施設でも0円。月額費用は3万3千円・6万6千円・11万円(すべて税込)と、使える機能によって3段階を用意。小中規模施設であれば、下2つの金額のプランで十分で、バイトを雇うよりもコスパが◎。
※これ以上の規模の施設の方はお問い合わせください
スポーツクラブ運営管理や、公務支援など、さまざまな業界で効率化を目的としたシステムを開発。
会員制施設をトータルサポートする「Smart Hello」は1,100以上の施設(※)に導入されています。
そのノウハウを取り入れた、アミューズメント施設専門の「Smart Hello チケット」を展開中。
ここまで解説してきて、データ分析は「Web販売」「発券」「着券」などをDX化してから得られる副産物であることがわかりました。
すでにチケット販売サイトなどを活用している遊園地もあると思いますが、それに加えて自社でもチケット販売できる体制を構築することはプラス。ユーザーにとっては、多くのチャネルがあるにこしたことはないからです。
小中規模遊園地だからこそ、DX化にも大きなシステム構築を必要とせず、しかも人件費や効率化に大きなインパクトを与えられます。
ぜひ、DX化を検討してください。
公教育、ウェルネスなど、多彩な業界でのソフトウェア開発によって、その業界で働く人々・施設の効率化を支援する株式会社システム ディが、アミューズメント施設運営課題解決方法を提示。それを、コンテンツマーケティングを展開するZenkenハロミラボ編集チームがわかりやすく解説していきます。