執筆:ハロミラボ編集チーム
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日本には、全国各地にプラネタリウムがあります。プラネタリウムの運営には、学芸員資格を持ったプラネタリウム解説員だけでなく、入り口の受付スタッフや、館内の案内スタッフ、カフェやショップの販売員、園内の清掃スタッフなど、多くの人手が必要です。
仕事内容も、プラネタリウム番組等の案内はもちろん、館内展示物の制作・更新、電話対応や、教育行事で利用する学生への対応やイベントの開催など多岐にわたります。
施設によっては人を雇う予算がない、人がこないなどの理由で解説員が受付も兼ねているようなプラネタリウムもあると思いますが、それによってもっと取り組むべき企画や施策にかける時間がとれない、といった別の課題に繋がっていきます。
多くのプラネタリウム施設の入場者管理は、まだまだアナログです。
施設で直接販売するチケットだけでなく、アソビューなどでもチケットを販売している場合、それぞれの管理画面で人数を管理した上で、もぎった半券に記載されている座席や整理番号と手作業で照合し、入場者数を確認しなくてはなりません。
また、プラネタリウムでは上映時間や席数が決まっているため、映画館のような発券が必要です。販売チャネルや上映時間ごとに集計したり、座席の管理を行ったりするなど、一つひとつが手作業の施設も多いでしょう。
ダイレクトインとは、Webチケット画面にあるQRコードを読取機にかざすだけで入園できるチケットのことです。Webサイトでチケットを購入すると、当日チケットブースに並ぶことなく、そのまま入場できるシステムです。
今や多くの施設で導入されていますが、対応できていない場合は、当然窓口でチケットを販売するスタッフや、入口で受付・チケットの管理をするスタッフを確保しなくてはなりません。
スタッフ確保の面だけではなく、Web販売をしていないことでユーザーの来館機会を逃すことにもなりかねないというデメリットがあります。
人手不足や忙しさなどに追われて来館者データやお土産の売上の分析ができていない施設では、季節需要や年齢分布、繁忙時間帯の確認などができず、担当者の体感に頼る状況を作り出してしまいます。
集客のためのイベントや企画を考える際には、正しいデータが不可欠。自施設の強みやターゲット、課題設定を明確に行って初めて、効果的な施策が実現可能になります。
施設を安定して運営するためには、リピーターの確保が大切です。
そして、リピーターを確保するためには、いつまでも同じプログラムや雰囲気では飽きられてしまうため、常に工夫をしなくてはなりません。
カップルシートや子どもと家族が一緒に見ることができる大きめのスペースとクッションの設置、季節ごと・時間ごとに上映内容を変えたり、年代ごとのニーズに合わせた上映を行ったり、イベントを開催するなどしてリピーターを呼び込んでいます。
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コニカミノルタは、全国各地の自治体などが運営するプラネタリウム施設へ、DXによる再生を提案しています。
集客のポイントとなるコンテンツを、クラウドを活用したネットワークサービス「Connected Dome Library」で提供し、コニカミノルタ側が管理までトータルに対応。
さらに、顧客データを活用したサービス提供など、デジタルの強みをフルに活用したプラネタリウム施設への転換を促しています。2021年7月時点で、つくばエキスポセンター、佐世保市少年科学館「星きらり」、黒部市吉田科学館に導入されています。
チケット販売や取り扱いまわりの業務をデジタル化することが大事。それにより、先ほど紹介した課題がどのように解決できるかを以下にまとめました。
具体的に、どんなBefore・Afterになるのかを、プラネタリウムにおける主要業務別にご紹介します。
解説に活用したシステムは、「Smart Helloチケット」。このシステムを選択した理由は以下です。
では、実際に「Smart Helloチケット」の機能を使ったBefore・Afterを見ていきましょう。
発券がアナログだと、当然チケットを販売する人員が最低でも一人は必要です。
時給換算すると、最低賃金の場合でも月間20万4720円〜25万7280円(1日8時間×30日×一人で計算)がかかります。
また、当日窓口でのみ販売しているという施設は、集客機会を逃していると思って間違いありません。 このコロナ禍で事前にチケットを購入したというお客様も増えており、そのニーズに応えるように最近ではプラネタリウムの前売り券を販売するWebサイトも多く、“事前に買えない”だけで、来場者の選択肢から外れてしまうことも考えられるからです。
上記2点を可能にすれば、発券業務における大幅な省人化・効率化が可能になります。
「Smart Helloチケット」では、簡単に自社でのチケット販売サイトを作ることができて、クレカ決済も可能。「性別」「郵便番号」など、取得する情報を設定することで、マーケティングに活用することも。
多言語対応やプレイガイド連携機能もあるので、プレイガイド売上の一元管理によって、売上集計作業の手間が軽減されます。
販売したチケットをもぎりが確認し、お客様を通す業務はどんな施設にも必須。小さい施設では窓口の販売と同じ人がやっていることもあるはずですが、人員が必要なことにはかわりがありません。
ここを人間に任せてしまうと、お客様の属性分析をしてイベントやマーケティングに生かしたいというときに、お客様のよく来る時間帯・年齢層・性別などのデータを人力で集計しなければいけなくなり、大きな手間が発生します。
ゲートがわりのスタンドにタブレットなどの端末をセットし、お客様が窓口や事前にWebで購入したチケットを読み込ませることで、来場者自身でのセルフ着券が可能になり、もぎりの必要性がなくなります。
「Smart Helloチケット」の場合、なんらかの理由によってシステム障害が起こっても、オフラインでも動作可能になっています。
着券をシステム化することでお客様を時間帯・月別・曜日別などで分析しやすくもなります。
この2点が、顧客管理でスタッフの手間がかかる業務ではないでしょうか。
年間パスポートは、規約の説明・手続き・顔写真の撮影など、対応コストがかさむのが難点。
そして未だアナログな台帳を活用しているプラネタリウムも多いであろう団体予約。エージェントごとに売掛金を計算したり、請求日の抽出、直前での人数変更があったりと、ひとつの予約でもいくつかの手間が蓄積されていきます。
年間パスポート登録を来場者自身がタブレット端末で行えるようになっているので、対応コストの削減が実現。また電子サインや控えのメール送信によるペーパーレス運用も可能になります。
「Smart Helloチケット」では、団体予約の管理が容易。エージェント別のチケット登録にも対応しているので、請求タイミングに合わせて売掛金額を自動で集計することも可能。
発券や着券が人力だと、来場時間・来場者属性などの集計が困難になるとともに、データ化する手間もかかります。
小中規模プラネタリウムの場合、集計を行う人員の確保も難しいのではないでしょうか。結果、来場者の分析が疎かになり、リピーター確保のためのイベントや施策が後手に回ることになってしまいます。
今まで紹介した「Web販売」「発券」「着券」の機能などによって、蓄積されたデータをもとに絞り込みたい情報で帳票が作成できます。
絞り込みたい情報を選んでいくだけでできるので、専門知識は必要ありません。
小中規模の集客施設運営をトータルサポートするためだけに作られた「Smart Helloチケット」。
Webチケット、団体予約、POS販売管理が簡単な操作で可能になります。
Point01
施設独自のWebチケット販売サイトが簡単に作成可能。
セルフ発券・着券機能で、窓口やもぎり業務の削減や無人化が実現できます。
Point02
クラウド版のため、拡張性が高く、業界ニーズに合わせたその時々の拡張機能が使用できます。
チケットの発券やPOS機能、着券機能はオフラインでも動作可能なので、システム障害の際も安心。
Point03
初期費用はどんな施設でも0円。月額費用は3万3千円・6万6千円・11万円(すべて税込)と、使える機能によって3段階を用意。小中規模施設であれば、下2つの金額のプランで十分で、バイトを雇うよりもコスパが◎。
※これ以上の規模の施設の方はお問い合わせください
スポーツクラブ運営管理や、公務支援など、さまざまな業界で効率化を目的としたシステムを開発。
会員制施設をトータルサポートする「Smart Hello」は1,100以上の施設(※)に導入されています。
そのノウハウを取り入れた、アミューズメント施設専門の「Smart Hello チケット」を展開中。
ここまで解説してきて、データ分析は「Web販売」「発券」「着券」などをDX化してから得られる副産物であることがわかりました。
すでにチケット販売サイトなどを活用しているプラネタリウムもあると思いますが、それに加えて自社でもチケット販売できる体制を構築することはプラス。ユーザーにとっては、多くのチャネルがあるにこしたことはないからです。
小中規模プラネタリウムだからこそ、DX化にも大きなシステム構築を必要とせず、しかも人件費や効率化に大きなインパクトを与えられます。
ぜひ、DX化を検討してください。
公教育、ウェルネスなど、多彩な業界でのソフトウェア開発によって、その業界で働く人々・施設の効率化を支援する株式会社システム ディが、アミューズメント施設運営課題解決方法を提示。それを、コンテンツマーケティングを展開するZenkenハロミラボ編集チームがわかりやすく解説していきます。